首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

「日本生命」の特約について……やっぱり変

 「日本生命」の「保険金等の請求に関する特約」について、書いたら、コメントで、tkctkc2000と言う方から、親切な説明があった。
 ありがたいと思う。
 が、僕が保険に加入時に、そんな説明は全くなかったし、勧誘員の説明する年金などの説明が、僕の加入した時期が、高金利の時代だったこともあり、ゼロ金利の今は、(これは保険会社の責任ではないのだが)殆ど、嘘でたらめになってしまっている。
 保険は年払いをしているので、毎年、「日本生命」から通達が来る。
 今年は金利がゼロでしたので、予定した満期の支払いは不可能になりました……(要約)との内容である。
 もし、加入の時に、被保険者が意思表示できなくなった場合や亡くなった場合、給付金請求が困難な場合があると、知っていたら、おそらく僕は、そんな不便な保険に入りはしないだろう。
 それを、いまさら、「保険金等の請求に関する特約」に手続きすれば、簡単に受け取れるようになるというのは、どうかと思う。
 しかも、満期まで後、数年という今である。
 この特例をサービスするのは、今のところ「日本生命」と「ジブラルタル生命」だけだということだが、他の保険会社は、加入の時に、被保険者が意思表示できなくなった場合や亡くなった場合、給付金請求が困難な場合が起こり、給付金の受け取り人を決めるのに簡易裁判であれこれあって、お金もかかり半年近く給付金が遅れることがしょっちゅう起こるのだろうか。
 だとしたら、生命保険の勧誘員は、「日本生命」もふくめて、ほとんど詐欺の状態で、保険を勧誘していたことにならないだろうか?
 加入の時に、説明書を良くお読みくださいとは、建前で、彼の細かい字で書かれ、分厚い説明書を読む人が多いとも思われない。
 なるほど特例を勧めるチラシには小さく、「ご注意」とあり……詳細は必ず「ご契約のしおり……」を参照くださいと書かれている。
 誰が、そこまで詳しく読むというのか?
 最近、生命保険会社では不祥事が、目立って多い。
 それだけ、トラブルが多いという事だろう。
「保険金等の請求に関する特約」が出来る前の規約は、いったい誰が決めたのだろう。
 国はそれを認めたのだろうか?
 高年齢化の今、国民年金と同じように、保険会社の年金保険も苦しくなってくるのは良く分かる。
 だからといって、今ごろ特約を持ち出して、他の生命保険会社より、優れているというのは、目くそ、鼻くそを笑う……というより、目くそ、鼻くそより偉い……と言っているような気がする。
 その後、「日本生命」から、また書類が送られてきた。
「お誕生日おめでとうございます」と書かれていて、結局、新しい保険の上乗せの勧めである。
 まだ、誕生日になっていないし、去年、小田原から渋谷に引っ越して、保険証書は、銀行の貸金庫の中、住所変更もしていない筈なのに、どうして、今の僕の住所が、「日本生命」に分かったのだろう。
 僕の担当に、勝手になったという人が、「日本生命」のトレーニングセンターの人だというのも、困ってしまう。
 僕は、大昔、物書きになる前に、保険ではないが、似たようなセールスをアルバイトでやった事がある。
 今の僕は、勧誘のトレーニングの相手にされるほど、暇じゃないのだ。