首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

2006-01-01から1年間の記事一覧

おおみそか……よいお年を……

今日は、大みそ日……僕にとって、家族サービスの最大のクライマックスである。 これから、実家に帰って、……といっても、仕事場から二十分もはなれていないのだが、……年越しと新年を迎えるのである。 ここ数年、家族に、年越しそばと、おせち料理などの日本ら…

渋谷のジュニア・ヤングコース

この一年、殆ど、仕事場にこもっていたので、家族サービスをしていない……で、年末、年始は、仕事を少し休んで、家族とつきあうことにした。 ひとまずは、クリスマスだが、それが終わった昨日、今日は、渋谷のジュニア・ヤングコースを、娘と歩き回った。 ク…

「武士の一分」

大変よくできた、文句を言うと罰が当たりそうな映画だが、立派なだけに気になることがいくつかある。 封建時代の夫婦愛の物語であるが、こんないい奥さん今時いるんだろうか? 広い日本にはいるんだろうなあ。 いるんだったら鐘と太鼓で探して見たい。 主人…

クリスマス雑感

クリスマスである。 二十二日は、打ち合わせのあと、夜、高校時代の友人(男性)と、新宿の西口で久しぶりにあって食事をしながら、昔ばなしと、互いの近況の話をした。 周りは、男女のカップルばかりである。 彼との友人関係は、40年近く続いている。 高…

渋谷松涛のスパゲティ屋さん

このブログ、ここのところ映画関係の事ばかり書いている。 実は、評判のいい「硫黄島からの手紙」も「武士の一分」も、すでに見ているのだが、それぞれ文句を言うと罰があたりそうな出来なので、僕なりの感想は、もう少し考えてから書こうと思う。 で、昨日…

日本アカデミー賞

日本アカデミー賞というのがあって、去年までアニメは、作品賞の対象にしかなっていなかったが、今年から、作品賞とは別にアニメ部門と言うのができた。 作品賞とアニメ部門とを分けたのは、アニメに作品賞を取られると困るからか、それとも、作品賞にアニメ…

「NANA2」

運動の為に、ジョギングする気力もないので、その代わり、毎日のように渋谷の街を散歩している。 で、都合のいい時間に始まる映画を見つけて劇場にはいるのだが、昨日は「NANA2」だった。 入場者数は、ぱらぱらで少なく、それも若い女の子がほとんどである。…

「デスノート」二部

待望の「デスノート」の二部を見た。 別に期待していた訳ではないが、暇な時間を見つけて、劇場に行く度に満席で入れなかった。 こうなったら、意地でもみたくなるのが、人情である。 で、結果は、…………であった。 この作品の一作目でも感じたことだが、ノー…

「007カジノロアイヤル」

007シリーズといえば、僕の映画の歴史のようなところがあって第一作の「007は殺しの番号」(後のドクターNO)から今回の作品まで、リアルタイムで全作を劇場で観ている。 ついでに、イアン・フレミングの原作も翻訳されているものは、二十代前に、全部読ん…

「プラダを着た悪魔」

昨日、「プラダを来た悪魔」を見た。 有名ファッション雑誌の鬼編集長にしごかれつつ、洗練されていく新米編集助手の女の子の話である。 結局、大切なのは外見よりも中身なのよ……というお決まりの結末になるのだが、脚本が面白く、女性ファッションがメイン…

アニメにやたら詳しい大人の女性

先日、知人と食事をしたら、三十代になっていない女性を連れてきた。 食事をしながら他愛のない話をしていたら、いつの間にか話題がアニメの話になった。 とたんに、その二十代の女性は、目を輝かして饒舌になった。 少女期からつい最近の二十代後半になって…

締め切りが延びた。

明日、締め切り予定の脚本が、スタッフや制作会社の都合で、来週になった。 徹夜、覚悟だったので大助かりで、喜んだものの体の力が抜けてしまった。 僕に限ったことではないと思うが、物書きには他の仕事の方と違って、殆ど休みがない。 普通は、執筆してい…

日本のミュージカル映画

ミュージカルが、好きである。 だから、アメリカのミュージカル映画は勿論、外国のミュージカル映画も良く見る。 しかし、日本のミュージカル映画は?……と言われれば、そんなのあるの?……と思う人も多いだろう。 僕が今年の傑作のひとつだと云える「嫌われ松…

「初恋」

ぼんやりしていると、どんどん月日が経って行ってしまう。 気がつけば、もう12月の第一月曜日ではないか。 このブログも、書庫に「リトルクリスマス」などを載せているうちに、がらあきになってしまっていた。 気を取り直して、また書き込んで行こうと思う…

「リトルクリスマス」について

ミュージカル台本「リトルクリスマス」のブログ掲載は終わりました。 この作品は、もともとは、昔、テレビアニメで、「戦国魔神ゴーショーグン」や「魔法のプリンセス・ミンキーモモ」を書いていた頃、声優の小山茉美さんと古谷徹氏のリサイタル・イベント用…

ミュージカル「白蛇伝」

先日、知人から、ミュージカル「白蛇伝」……White Lover-……の入場券を頂いた。 日本初の劇場用長編アニメーション「白蛇伝」を原作にした東映アニメーション渾身の舞台ミュージカルだそうである。 舞台ミュージカルだから、勿論、アニメーションではなく、本…

「リトルクリスマス」最終回

プティ ミュージカル「リトルクリスマス」最終回 P A R T 3 「ラブ イズ イリュージョン」を歌い終ったデラの前にジムが来る。 ジ ム 「デラ」 デ ラ 「ジム」 ジ ム 「メリー・クリスマス」 デ ラ 「メリー・クリスマス」 ジ ム 「デラ、話したいこと…

リトルクリスマスその4

プティミュージカル「リトルクリスマス」その4 脚本 首藤剛志 作曲久保田育子 その3からつづく…… デ ラ 「私、それ聞いて、飛び上ったわ。作家……ほら、TVや映画でよくあるでしょ う……若くて、売れない作家と若い女優のお話……やがて、作家は有名になり、 …

[「リトルクリスマス」その3

ジ ム 「それから、又、一年がたちました。 相変らず、デラの長い髪は美しかった。でも、相変らず暮しは貧しく、相変らず デラは売れない役者で、僕は更に売れない童話作家でした。 そして、クリスマス……ボクはまた、彼女に新しいおとぎ話をプレゼントしまし…

「リトルクリスマス」その2

注)このミュージカルは、上演時間が一時間ほどの小品です。劇団NLTで上演した時には、いろいろエピソードを付け加えて強引に一時間半程度にのばしましたが、やっぱり間延びした出来になってしまいました。一時間足らずのこの脚本が、ベストのようです。 劇…

「リトルクリスマス」その1

この、ミュージカルの著作権は僕にありますが、こちらに連絡さえとってくだされば、学園祭などの金銭関係の発生しない上演は無料でフリーにしたいと思っています。作曲の久保田育子さんも了解して下さっています。耳に親しみやすい作曲ですが、お聞かせ出来…

「四十歳の童貞男」

先日、打ち合わせの帰りに渋谷駅前のレンタル屋で借りたDVDを見た。 「四十歳の童貞男」……さすがの僕も、劇場で観るにはちょっと恥ずかしい題名である。 アメリカでは大ヒットしたらしいから、それなりの何かがあると思っていたが、この題名では、日本の観客…

2ちゃんねるの某氏へ

昨日、コメントにさっそく2ちゃんねるの某氏から、ご丁寧?な挨拶があった。 僕自身は、好奇心が強いのでいろいろな世界の人と出会いたい。 だから、もっと、つきあいたいのだが、若い頃のように姿の見えない方との接触を、試みる体力と気力と時間がない。 …

「ダンクーガ」と著作権と……

箱根から帰ってきた。 観光地の秋は、日曜も平日もなく、渋谷並に混んでいる。 おまけに、当たり前のことだが、旅館は朝が早く、十時には追い出される。 日頃、昼夜めちゃめちゃの自由業のおじさんには、予想していたが疲れる旅だった。 夜は、旅館でごろご…

ダンクーガについて、今のところ言える事

昨日は、ロボット物の脚本打ち合わせで結構、疲れた。 アニメ雑誌にも発表されたから、ある程度の情報は、解禁になった。 知っている人には、今更の感だが、「ダンクーガ」というアニメである。 いままで完成した脚本には、発表されたロボットの搭乗員の他に…

「父親たちの星条旗」

太平洋戦争の硫黄島の戦いを素材にした「父親たちの星条旗」を見た。 この映画の評価は、いいも悪いもない、面白いもつまらないもない、ただ、作り手の圧倒的な厭戦感を感じた。 ドンパチが派手だった「プライベートライアン」などと比べると静かな作品だ。 …

「デスノート」の代りに見た二本の日本映画

月曜火曜は、小説やテレビのロボット物の原稿で徹夜をして、頭も体もふらふらだった。 ひと区切りついたところで、一眠りしてから気分をかえようと、何も考えずに済みそうな軽い映画でも見ようと街に出た。 「デスノート」の続編を見ようとしたら、満席で入…

杉並アニメーションミュージアムのインタビュー

杉並アニメーションミュージアムというアニメ専門のミュージアムのライブラリーに入る、僕をインタビューしたビデオの完成品のDVDが送られてきた。 インタビューは二時間ほど、他愛のない事を話したが、どうせ、編集され十分くらいのものになるんだろうと思…

「国境なき子どもたち」のビデオ

東京、広尾にあるJICA地球ひろばという所でおこなわれた「国境なき子どもたち」のビデオ発表会に、行って来た。 ジャワ島地震被災地に取材に行った子どもたちのビデオと共に、僕の娘ともう一人の小学生の二人で作った日本の障害児スポーツにスポットを当てた…

不思議なおばあさん

先日の事である。 夜の八時頃、帰宅途中、渋谷、松涛の住宅街を歩いていた。 昼でも人通りの少ない住宅街だけに、夜は、ほとんど誰も歩いていない。 そんな道を、一人で歩いていると、後から、声がした。 「もしもし……すいません」 振り返ると、おばあさんが…