首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

今日は休日だったのか……

WBCで、日本が優勝した。このブログは備忘録も兼ねているので、ここに記録しておく。
          ×              ×
今、午後十時半、気がついたら、フジテレビで「アンフェア」の最終回をやっているので、それを見終わってから、ブログの続きを書く事にする。「アンフェア」は放送途中から見始めたのだが、展開が結構、面白いので見続けていた。
……で、さっき見終わったが…… 
 この手の犯罪物のパターンで、最後に、犯人が、自分で主人公にぺらぺらと種明かしをしてしまうのが、残念だった。この種の脚本は難しいが、もうちょっと、工夫が欲しい。でも、篠原涼子がよかったからいいか……
 ついでに、その前の時間に放送している「ナースあおい」なんていうのも見ていた。
 僕には、結構、入院体験が多いので、誰とでも友達になる特技のある僕は、看護婦や、医者の知り合いが多い。特に看護婦と言う女性の職業に対しては、トラウマに近い敬意をもっている。
 いつか、看護婦を主人公にした話を書こうと思っているが、なかなか書けないでいる。
 だから、看護婦がテーマのコミックや、エッセイを読んだり、ドラマをよく見る癖がついているのだが、どれも、僕の持つ看護婦像とどこか違う。
 その分、僕が書く余地も残っているとは思うのだが、いざ、書こうとすると、筆が硬直して書けない。
 僕の中には、ナース・コンプレックスのようなものがあるのかもしれない。
 ある看護婦をモデルにした題材を抱えて、もう二十年、近くになるが、このまま何も書かずに終わることになるかもしれない。
          ×              ×
 手紙を、ポストに入れにいこうとして、渋谷の住宅街の道をあるいていたら、向こうから、仲のよさそうな老夫婦が散歩してくるので、よく見たら、僕の両親だった。
 両親の自宅は、僕の仕事場の近くにある。八十三になる父は、いまだに、いくつかの職についている。それが、昼間に夫婦、二人連れで散歩とはどうした事かなと思ったら、今日は三月二十一日で、休日だということに、気がついた。
 僕の日常には、日曜も休日も昼も夜もないのである。いかに、人間的でない暮らしをしているのかが、いまさらながらによく分かる。
 八十三歳の父も、この六月には全ての職を退くつもりでいる。そうなったら、健康のために、なおさら毎日の夫婦の散歩を欠かさないつもりでいるらしい。
 僕には、おそらく真似の出来ない老後だろう。すこしだけ、両親がうらやましく思えた。