首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

「フラガール」

やたらと評判のいい「フラガール」を見てきた。
 評判通りの映画だったと思う。
 水曜千円の日とはいえ、雨の日の平日の昼間が満員だった。
 素人の女の子達が、特訓してプロのフラダンサーになるという良くある話なのだが、バックに、炭坑の廃坑という重いテーマを背負っている。
 それを、明るく、いい話、いい演技、笑いあり、感動ありで、そつなくまとめてある。
 常磐ハワイアンセンターには、大昔に言った事があるが、その時見た、フラダンスに、こんな裏話があるとはしらなかった。
 その時は、ダサいフラダンスだなあと思ったが、この裏話を聞けば、そう思った自分が申し訳ない気分にさせられる。
 いささかパターン通りのエピソード満載の作品だが、気持ち良く見ていられる映画だ。
 『花とアリス』の時から、注目していた蒼井優さんが、ダンスを含めてとてもいい。
 この映画、過大な期待をもって見られると困るが、ちょっと、覗いて見るかの気楽な乗りで見ると、随分とくな気分にさせられる事、受け合いだ。