首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

DS の「きいろ」にコンプレックス

相変わらず、ブログの状態は改善されていない。
 昨日は、他の方のブログもタイトルしか読めない状態になってしまった。
 ところで、九九の暗算が怪しくなっているのに、流石の僕も唖然となり、娘から、任天堂DSを借りて「脳を鍛えるDSトレーニング」というのをやって見た。
 その中に、表示された文字の色を声に出してDSに判別してもらうテストがある。
 やってみると「くろ」「あか」「あお」という僕の声は、DSにも分かるのだが「きいろ」という発音が、判別できないらしく「もう一回」の表示がでて何度、発音やアクセントを変えても「もう一回」の連続……あげくのはてに「あなたの発音は、判別できない」の表示が生意気にも出てきた。
 僕の発音は標準語のはずである。アクセントも間違っているつもりはない。
 自慢じゃないが、結局自慢だが、昔は、電話の僕の声は「素敵」とか「セクシー」……ホントです……とか何人かの女性に言われたこともある。
 そりゃ、その頃に比べれば、入歯の一・二本はあるが、長い間、僕の声は僕の唯一の自慢だったのである。
 それを、DSごときに判別不能と言われたショックは大きい。
 屈辱感で、今日は眠れそうにない。
 結局、機械には「素敵とかセクシー」な発音やアクセントは理解できないのだ。
 なんだかんだ言っても、所詮は、血の通っていない機械だ……と、自分をなぐさめることにした。
 しかしである。
 このDSという今売れっ子のゲーム機の音声判別、なまりや方言のある人たちには通用するのだろうか。
 その内、大阪弁用DSとか東北弁用DSとか九州用弁用DS、外国なまりのある帰国子女用DSが登場するかも知れない。
 口述筆記してくれるコンピューターも出始めているというが、今のような状態ではとても無理である。
 なにしろ「きいろ」という単語すら判別できないのだ。
 それとも本当に、僕の発音する「きいろ」は、判別できないほど聞き取りにくいのだろうか。
 渋谷で、やたら「きいろ」「きいろ」と話かけてくるおじさんがいたら、それは僕である。
 「きいろ」と言っても、注意信号ではなく、安全人畜無害の僕ですから、安心してください。