首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

渋谷の7月7日、たなばた。

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 今日は、7月7日、たなばたである。
 小田原にいた頃は、例年、笹の葉に、子供と一緒に願い事を書いた短冊を書いて、夜、近くにある早川という大きな川に流しに行ったものである。
 東京では、それらしい行事、風習は、見当たらない。
 娘の学校給食に、小さな笹の葉が、添えられいたのが、わずかに7月7日を感じさせるものだったという。
 わずかに、渋谷の駅前、ハチ公の前には、巨大なクリスマスツリーのような、笹が飾られ、短冊がいっぱい付けられていたが、残念ながら、電飾ぎらぎらのクリスマスツリーと比べると、なんとなく、地味で、華やかさに欠ける。
 だいいち、渋谷には、笹の葉と短冊を流す川が無い。
 昔は、渋谷川と言う小さな川が、あったが、今は、フタをされて、道路になってしまった。
 街の夜空を見上げても、明るくて、天の川も織り姫星も彦星も、確認出来るはずもない。
 東京は、クリスマスには夢中になるが、日本に古くからある行事や慣習には、意外と淡泊である。
 仙台や平塚の七夕祭りのように大騒ぎする事も無いと思うが、すこしは、その風情を感じさせてくれてもいいような気はする、
 子供の数が減っているから、仕方がないのかなあ……。
 渋谷の夏の始まりは、暑苦しいだけで、何となく寂しい気がする。