首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

「パイレーツ・オブ・カリビアン」二部

昨日は、一日中、仕事らしきものをして、頭がぼーぅっとして、目覚し時計代わりに、「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッズマンズ・チェスト」を見た。
 ほぼ満席、女の子が多いと思ったら、水曜は女性が入場料千円の日だった。
 映画は美男に美女あり、本来ならいい男役のジョニー・デップが、まるでラム酒に酔っぱらった海賊そのもののようにやりたい放題の怪演なら、映画も内容なんかどうでもいいような、これでもか、これでもかのアクションの連続、ついでに、幽霊船やら、怪獣やら、なんでもありの玩具箱をひっくり返したような大騒ぎ海賊映画である。
 ちょっと上映時間が長いが、行列待ちの無いディズニーランドに、行った気になれば、腹もたたない。
 「女子ども」と言う言葉があるが、まさに、差別用語としてではなく「女子ども」が喜びそうな趣向がいっぱいで、おじさんには、いささか疲れるが、あまりの騒々しさで眠気は覚めた。
 結局、筋なんかどうでもいいような感じで、次回へ続くで終わるのだが、三部目になる次回が、どんな大騒ぎになるか楽しみである。
 小さい子供には、ちょっとグロテスクすぎる描写もでてくるが、そこは、ディズニー映画で、程々で押さえている。
 何のへ理屈も、お涙ちょうだいも無い、毒にも薬にもならないエンターテインメントが、本当にハリウッドは上手いと思う。
 やたらと船が沈没したり、浮上したりするが、どこかの国が沈没する映画より、ずーっと無邪気に楽しめる。
 ただ、「パイレーツ…………」という長い題名は何とかして欲しい。
 舌を噛みそうだ。
「パイ・カリ2」じゃ、短すぎるかなあ……