首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

「日本以外全部沈没」

昨日、レイトショーで、「日本以外全部沈没」を見てきた。
 毎週水曜の劇場料金1000円の日だからかもしれないが、終映が十一時過ぎになるというのに、場内は満席で立ち見がでるほどだった。
 今、ヒットしている「日本沈没」の便乗映画だが、おそらく同時期に作られた為に、新「日本沈没」が、あんな珍ストーリーになるとは思っていなかったのだろう。
 新「日本沈没」のパロディというより、オリジナルの「日本沈没」のパロディといった方がいい作品になっている。
 出来るだけ安上がりに作ったチープ感はいいのだが、意外に、真面目に作られていて、はっちゃけた感じがあまりしない。
 特に、ラストシーン付近は、新「日本沈没」より、見方によっては、感動的かも知れない。
 そう思えるほど、今の「日本沈没」は、ひどいという事である。
 「日本以外全部沈没」はもともと、制作意図が、おふざけなのだろうから、もっと、ぶっとんだ喜劇にしてもよかったのではないかという気がする。
 ただ、外国人には、とても見せられない、日本人だけが楽しめる映画にはなっている。
 期待されると困る出来なので、誰にも勧められない映画だが、こういう映画は、身内で、つっこみを入れながら、ビデオやDVDで見ると楽しいかも知れない。
 いずれにしろ、これで、世界は全部沈没したことになる。……合掌……。
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 ところで、先日、紹介したVHD「アニメビジョン」に連載されていた「COSMOS ピンクショック」の、「アニメビジョン」が廃刊になってしまった為に、制作されなかった二部が、
昔のワープロのフロッピーに残っていたので、書庫に、載せる事にした。
 お暇があったら、覗いて見てください。