首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

集団劇

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  昨日は、シアターVアカサカで、落花生MOONが公演している「ホット・スポット・ユニヴァース」という芝居を見た。
 知人が出演しているからだが、この芝居、二十人以上の集団劇で、これといった主役はいない。
 二十人以上の出演者が右往左往して、三時間近くの長い芝居だ。
 色々な要素を盛り込みすぎて、結局、何をテーマにした芝居だか分かりにくくなってしまった。
 出演者は半分の人数でいいから、テーマを絞りそれぞれの個性を練り上げてほしかった。
 もともと集団劇は難しい。
 ひとりひとりが、粒立った個性を見せなければ、集団劇は成り立たない。
 この芝居とは、全く違うミュージカルで、三谷幸喜氏の「オケピ!」という舞台ミュージカルの演奏をする人々を描いた集団劇があるが、絶賛するほどの出来ではないにしろ、さすがに、登場人物の個性を描き込んでいて、破綻なく作られていた。
ホット・スポット・ユニヴァース」の作者達(連名)も、もっと集団劇の作り方を、研究した方がいいと思う。