首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

パリ「ペールラシューズ」の壁

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

 パリから帰ってから時差ボケもあったり仕事に追っかけられ、ブログを書く間もなく、数日が経ってしまった。
 パリ「ペールラシューズ」墓地の桜だけを見ていただいてもなんだかなあ……と思うので、「パリ・コミューン」の人々が銃殺された墓地の壁の写真を載せておきます。墓地で銃殺された人の数は、約千六百人。パリ全体では三万人以上が殺され、逮捕者は十万人を越えると言われています。
 「パリ・コミューン」については、マルクスを筆頭にいろいろな人の書いた多くの本が世界中で出版されていますが、社会主義的、共産主義的な見地から書かれた本が多く、どうしても、「パリ・コミューン」を高く評価したり、同情的というか共感した意見の本が圧倒的です。
 歴史小説としては大仏次郎氏の「パリ燃ゆ」が有名ですが、歴史そのものではありません。
 僕は社会主義者でも、共産主義者でもありません。だからといって資本主義者というわけでもありません……ま、ようするに一介のノンポリなんですよね。
パリ・コミューン」をイデオロギーとは関係なしで、あくまで書きたい物語の背景として描きたいのですが、ソ連崩壊を目の当たりにする前までは、イデオロギー抜きで、「パリ・コミューン」を書く事は、なかなか難しい気がしていました。
 でも、まあ、今なら、それも出来そうな感じがしています。
パリ・コミューン」ブーム……ブームと言ったら怒られるかな?……も、随分、下火になって来ているようです。
 日本語で書かれた解説書も絶版になってしまったものが多いようです。
 しかし、共産主義社会主義……ついでにフランスやパリの歴史について知りたい方には、必要な知識だと思いますので、少しでも興味のある人は、ちょっと調べてみてください。かなり面白い……と言っては、ひんしゅくを買うかもしれませんが……
歴史的事件である事は確かです。