首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

パリのパン

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 誰もが感じる事だろうが、パリは、パンがおいしい。それも、普通のパン屋さんのパンである。
 驚異的といっていい。
 パンといえば、ドイツのパンもおいしかった記憶があるが、今回の旅で印象に残ったのは、なんといってもパリのパンの美味さだ。
 日本にだって、おいしいパン屋の有名店がいくらもあるだろうが、僕の知る限りでは、パリで食べるパンが一番だと思う。
 日本と原料や製法が、それほど違う訳がないだろうから、おそらく、気候や風土がフランスのパンをおいしくしているのだろう。
 例えば、ドイツのビール……僕はビールが好きではないのだが……ドイツのビールは、日本のように大会社が作るのではなく、それぞれの町が、地元のビール会社でビールを作っている場合が多く、味も様々なのだが、どこで飲んだビールも、日本では信じられないくらい美味かった。
おそらく、気候風土が、地元のビールを美味しく感じさせているのだろう。
 パリから日本に帰ってきたら、なんだか食生活が変わってしまって、いろいろな店のパンをやたら食べているのだが、美味しくなくて、いらいらする。
 コンビニあたりで売っているパンなど、論外もいい所で、あれは小麦粉のかたまりのようなものでしかない。
 パンの美味しさが、気候風土に影響されるものだとすれば、結局、美味しいパンを食べたければ、パリに行くしかないのかも知れない。
 日本の気候風土には、やはり、ご飯がぴったりなのだろう。
 それにしても、パリは物価が高い。
 写真のパンは、ごく普通のカフェのパンだが、いろいろなパンの切れっぱしを入れたもので10ユーロを越えたと思う。
 場所柄が、オペラ座ルーブル美術館の間ぐらいの、パリ市内でも物価の高そうな所なのだが、それにしても、パンだけで1600円を越えるとは!
 余ったパンを、テイクアウトして、ホテルで食べたのは言うまでもない。
 これに懲りて、その後は街のパン屋さんで、パンを買う事にしたが、それほど安くなかった。
 ユーロの力、恐るべしである。
 しかし、パンが美味しいのには変わりない。
 食のフランスで誇るべきは、妙にソースに凝ったフランス料理なんかではなく、パンである事は確かだと思う。

 ところで、前日のブログで、意味不明のトラックバックがあった。
 熊田曜子というタレントの宣伝だろうが、僕には興味もないし、全く関係もない。
 こう言うのは、止めて欲しい。