首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

世間はこれから大型連休

 僕へのコメントについて……確かに「キネマ旬報」は資料的な価値はあるかも知れません。
 現に、その年、僕が見た映画をチェックするため年間決算号だけは、いちおう手元においてはあります。
 でも、あの雑誌の大部分を占めるPR臭い特集や、当り障りを極力避けているように読める批評が、その映画の評価に結びつくとしたら、首をひねらざるをえません。
 もっと他に取り上げるべき作品や、人物も多いはずです。
 そんな「キネマ旬報」が、映画史を語る資料として、一級とは、思えません。
 「旬報」ですから、一応二週間毎に買って目を通していますが、あくまで、読み捨ての、ちょっと気取った映画ファン雑誌と僕は思っています。
 読んで面白いと言う基準なら「映画秘宝」の方が、少なくとも僕にとっては、似合っています。
 なお、これは「キネマ旬報」の悪口を言っているつもりはありませんので(……でなければ、毎回、買いはしない)そこのところ、誤解のないようお願いします。
 まあ、蓼食う虫も好き好きと、笑ってください。
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 今日は四月二十九日、昔は昭和の天皇の誕生日……いまは、なんと呼ぶか度忘れしている。
 あ……、今、カレンダーを見たら「みどりの日」という意味の分からない休日になっていた。
 ともかくゴールデンウイークの始まりだ。一般の人には連休だが、物書きにとっては、連休明けの打ち合わせの準備に、結構忙しい時期になる。
 ただし、一般である僕の家族には、楽しい連休だ。
 ひさびさに、家族サービスもしなければならない。
 でなければ、いちおう子供の父親である僕の存在が、家族に無視されかねない。
 どっと疲れるのは目に見えている。
 平成の天皇誕生日も、暮の忙しい時期になってしまった。
 このクリスマスから暮、正月の時期もめちゃくちゃ忙しくなる
 人の休みに疲れる、物書きという自由業は、因果な商売である。
 箱根の温泉にでも行って、のんびりして本でも読んでいたいが、そうもいかない。
 人が働いている時にはだらだらしているくせに、人が休む時期になると、自由業で無い普通の勤め人が恨めしく思える。
 自由業とは、ほんとうに身勝手な人間の仕事ではある。
 ところで、阪神勝ったぞ。巨人、負けたぞ。中日、がんばれ! 
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