首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

日本映画女性元気時代

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 この写真は、渋谷の街の繁華街のすぐ近く、住宅地の真ん中にある、猫の額のような小さな公園……松涛(しょうとう)公園と言う。仕事場から五分とかからないので、晴れた日には、軽い本を読みに行く。
 色々、由緒のある公園だが、近くに落ち着いた美術館もあり、大繁華街のすぐそばにあるのが、信じられないぐらい静かな公園である。渋谷を訪れるなら、住宅街である松涛町とともに、一度は覗いて損のない公園である。
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  僕が、映画を見る時にヒロインを目安にしているのではないかという主旨のコメントにお答えします。別に僕は、ヒロイン重視で、映画を見ているわけではありません。
 ただ、この数十年、現実に男性が没個性的になり、女性が元気な時代になった事は確かなようです。
 その影響で、映画やテレビも、主役の男性がパターンになり、魅力が薄くなってきた傾向はあると思います。……脇役になると、男性も、いい味を出す人が多いのですが……
 そんな訳で、僕も、別に意識した訳ではないのですが、女性を主人公にしたアニメを、今、振り返れば多く書く結果になってしまいました。
 あの「ポケモン」ですら、僕は脇役であるはずのロケット団のムサシの役(女性です)を、出番は少なくても主役のつもりで書いていました。
 ムサシの声が、林原めぐみさんで決まるなら、後の役の声優は、誰でもいいよ……と、思わず口走ってしまったぐらいです。
 最近の映画も、元気で個性的な女優がめだちます。
 それにつられて、監督達も、女優を魅力的に撮ってしまうのです。
 ご指摘のように顔に似あわず(失礼……(^_^;)女性を、生き生きと撮る井筒監督(最近作バッチギ)
 美少女が出てくると張り切る金子監督(あずみ2・平成ガメラ)なにより女の子を出したら魅力的に描くのを、人生の目標?のようにしている岩井監督(花とアリス、古い所ではラブレター)を筆頭に、下妻物語、ナナ、タッチ、リンダ・リンダ・リンダ、など、最近は、監督達が魅入られたように、若い女性を魅力的に撮ろうと競っているようです。
 それだけ、女優達も元気だと言う事でしょう。
 それに負けずに、お姉さん女優や、おばさん女優も、張り切り出して、日本映画の女優達は、百花繚乱の気配があります。
 男性主体のがっちりした映画を撮る監督が、少なくなった事もあるでしょうが……さすがの僕も。太平洋戦争の潜水艦に、重要な役で女の子を乗せちゃた映画には、いくら、最近のアニメを意識した作品だとしても、ついていけませんでした……
 現代の日本の男のやさしさといってもいいひ弱さが、続く限り、この傾向は続くでしょうが、たまには、個性豊かで、共演の女性を演技で手玉にとるような、男性映画を見たい物です。
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 ところで、今日は、麻布十番にある病院に、診察に行った。
 診察といっても、薬の処方箋を貰うだけで、あとは医者と十分間ほど雑談して、帰ってきただけだが、それだけで千五百円取られた。他に薬代がやはり1500円ほど……
 これがほんとの、十分間診療である……その後は、渋谷で歯医者……一日、病院でつぶれてしまった。
……ま、それはどうでもいいが、麻布十番でも、渋谷の街でも、すれ違う女性は胸を張って闊歩し、男は、うつむき加減でどこか元気がない。
 日本の中で、調子はずれにピントがずれて、やたら元気のいい男性が、小泉首相だけだとしたら、この国はどうなるのだろう……と余計な事なことをかんがえてしまった。