首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

元気です

 このブログとても長い間ごぶさたになってしまいました。
 ずいぶん前に、2日ほど徹夜をして、ふらふらでセブンイレブンに買い物に行き、工事中の山手通りという大きな道の歩道を、なんだか、体調が悪いなあなんて感じながら歩いて、いささか、よろめいたところまでは憶えていたのですが、そこから記憶が飛び、気がつけば救急車の中、救急車は病人のつきそいで乗ったことはありますが、自分が運ばれたのは初めてです。
 おそらく、工事中の柵か何かにぶつかって倒れたところを見た誰かが、救急車を呼んでくれたのでしょうが、医者からは、「横断歩道でなくてよかったですねえ。車の通るところなら、轢かれても文句を言えませんよ」などといわれ、とりあえず6人部屋の病室に入院、着の身、着のまま、手持ちは、財布とセブンイレブンで買った牛乳とアイスクリームとポカリスエットだけ……牛乳とアイスクリームとポカリスエットは、病院の冷蔵庫に保管されていて、退院時に返してくれました……。牛乳は賞味期限を切れていました。
 そして、病院に運び込まれた時に買ったらしい山のようなオシメ……つまり、医者の判断では、僕は当分、動けなくて、オシメが必要だと判断したらしいんですね。
 結果、初日だけオシメをさせられ尿管付き……(これもはじめての体験)結局一枚しかオシメは使わず、残りを持って帰るのもみっともないので、病院に引き取っていただきました。
 病室は、ナースステーションの目の前で、何事かあれば、看護師がすぐに駆け付けられる、つまり、僕はそんな状態だったようです。
 同室の患者さんの中は、ほとんど高齢者の方で、夜の消灯後は、ベットごと、どこかに連れて行かれる人もいました。
 歩けるようになって、鏡を見たら、体の右半分が傷だらけ、顔は内出血で右がパンダ状態でした。
 7月に入院した前歴があるので、後遺症など様子を見ようということで、しばらく、入院していました。
 でも、悪運が強いのでしょう。
 いたって元気で退院できました。
 で、渋谷に用事があって出たついでにふらふらと吸い込まれるように見た映画が、納棺師という仕事を描いた「おくりびと」。
 最近の日本映画は、好調ですね……アニメを除いて……
 「おくりびと」も、多少ひっかかるところはあるものの、人におすすめしていい映画でした。
 人はひとりでは、死ねないのですよね。
 あとが、けっこういろいろあるんです。
 「ポニョ」の音楽を担当した、久石氏が、「ポニョ」のように押し付けがましくなく、しっかり、久石節を聞かせてくれます。
 この映画、クラシックがかなり使われているのですが、それに負けないメロディを聞かせてくれるからたいしたものです。
 この方、大昔、僕がシリーズ構成したアニメ「さすがの猿飛」の音楽をやってくれた人で、この方の音楽を聞くとどこかなつかしいのです。
 こういう音楽が僕にとっては、癒し系のようです。
 退院そうそう、映画を見るなんてと叱られましたが……しかも、「おくりびと」なんてと、呆れられもした。
 まだ、やり残していることがいっぱいあるので「おくられびと」にならないようにします。
 この映画については、後日、このブログに書くつもりです。
 ともかく、僕は元気です。
 では……