首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

パソコンのバッテリー

 仕事の資料整理をしているうちに、あっという間に、前回のブログから一週間がたってしまいました。
 今日は、映画のことでも書こうと思ったのですが、渋谷の電器量販店から、困った手紙が来たので、そのことを書きます。
 その内容は、……今年、その店で買ったノートパソコンのバッテリーに発火の危険性があるかもしれないから、交換してください……というものです。
 どこかで、発火事故があったようです。
 買ったのは東芝のノートパソコンなのですが、東芝からその量販店に連絡がいったらしい……、その連絡内容が、そのバッテリーはソニーの物で、東芝ソニーと話し合いの上、回収交換することにしたというのです。
 バッテリー以外は大丈夫ですからバッテリーだけ交換してくださいというのです。
 その連絡が、東芝からではなく販売店から来たのが何となく変な気がします。
 製品もその保証書も東芝なのですから、東芝から連絡が来るのが筋のような気がします。
 パソコンに詳しい人なら常識なのかもしれませんが東芝のノートパソコンにソニーのバッテリーが使われているのがまず驚き、という事は、他の会社のノートパソコンにもソニーのバッテリーが使われているってこともありうるわけです。
 当然、ソニーのパソコンにはソニーのバッテリーが使われているんでしょう。
 で、バッテリーの交換は無料ですが、とりあえず、バッテリーが、該当する危険なバッテリーかどうかはユーザーが確認し、該当するバッテリーならただちにはずし、交換バッテリーを送るまで日時がかなりかかるから、その間は、コンセントから電気を入れて使ってくださいと書いてあります。
 バッテリーが使えないならノートパソコンの意味がないじゃないですか。
 しかも、僕にとっては、事はそれだけではすまなかったのです。
 もちろん、そのパソコンを僕が持っているなら、ただちにバッテリーを外すでしょう。
 しかし、そのパソコン、お金を出して買ったのは僕ですが、他の人にプレゼントしたものなのです。
 幸い、その人に連絡が取れたからよかったけれど、連絡が取れるまでいらいらしました。
 何しろ、発火の危険性ですからね。
 実は、別の量販店で昨年も他の東芝のノートパソコンを買って、人にプレゼントしたので、気になって調べたら、なんと、昨年も、東芝のパソコンはソニーのバッテリーで同じような事が起こり交換騒ぎが起こっていたのです。
 僕は大慌てです。
 相手がけんか別れしたガールフレンドだったら、「あのパソコンは、わたしを殺す気でプレゼントしたのか!」と思われかねません。
 現実はそんな相手ではありませんが……
 いずれにしろ東芝は、昨年、問題を起こしたバッテリーの会社(それも、一流といわれるソニーです)の製品を今年も自社のパソコンに入れて売っていた訳です。
 もちろん、バッテリー不良の問題は解決したつもりだったでしょう。
 しかし、今年も同じ事が起こった。
 で、昨年、買った量販店からは、何の連絡もありませんでした。
 該当するバッテリーを使っていなかったからかもしれませんし、販売店がユーザーに連絡を怠ったのかもしれません。
 それにしても、責任は、販売店より、メーカーにある筈です。
 僕は、長い間、マックを使っていたので、ウインドウズの事をよく知らず、友人の評判で東芝を買って
知人にプレゼントしたのですが、東芝の製品にソニーの製品が使われているなんて、知りませんでした。
 ソニーと言えば、テープレコーダーからブルーレイまで、技術力の会社として、僕はイメージしていました。
 でも、他社に提供するバッテリーまで作っていることは知りませんでした。
 別にソニーが悪いとか東芝が悪いとかいう気はいまさらありません。
 他の会社のパソコンでも同じような事がおこなわれているでしょうから……。
 ある量販店の正直な店員が、客に言っていた言葉を思い出しました。
 同じランクの製品なら高い方も安い方も中身は同じです。
 違いはブランド名とデザインだけ……それを選ぶのは、お客さまのお好み次第です。
 僕は、ブランドに弱い人間です。
 有名ブランドを選ぶでしょう。
 でもその中身は……???……これって、はやりの食品偽装と同じような気がします。
 事故が起こらなければ、不良バッテリーの連絡はユーザーには来ないでしょう。
 けれど、今回は、発火事故の危険です。
 事故が起きてからでは遅いんじゃないんですか?
 今、このブログを書いているのは、別の会社のパソコンです。
 長年使っていたマックは、どんどんバージョンアップしてついていけないし、仕事関係がほとんどウインドウズユーザーなので、共有できるソフトが違いウインドウに変えざるを得なくなったのです。
 量販店に買いに行く時間がないし、僕の仕事は、基本的にワープロとインターネットとメールだけ使えればいいので、相当メモリーを入れないと遅いと評判のビスタはやめて、XPが使えて必要最小限の機能を選べる会社のノートパソコンをメーカーに電話買いました。
 で、これが、調子が悪い。
 電話で3時間以上、メーカーのサポートを受けたのですが……その電話対応をした係りの人はとても親切でした……結局、原因が分からず、メーカーがパソコンを引き取って直してくれるといいました。
 ただし、その期間は10日はかかりますし、データも消えますので、データーをバックアップしておいてくださいと言われました。
 本人が最近まで入院していた上に、この上パソコンに10日も入院されたのでは、仕事になりません。
 バックアップなんて、簡単に言わないでください。30年分ですよ。
 それもつい最近、マックからデータを移し替えたばかりなのに……あんな面倒は2度としたくない。
 仕方なく、調子の悪いまま、仕事が一区切りするまで使い続けるしかありません。
 ともかく携帯にしろパソコンにしろ、テレビにしろ、電化製品はどんどん新商品がでてきます。
 BSデジタル放送だって、本当に必要かどうか疑問です。
 テレビを新しく買い変えさせようとしているとしか思えません。
 しかし、そうしなければ、メーカーが、ひいては、日本の産業が生き延びる事が出来ない時代であることも分かります。
 でも、それって、ユーザーのことを考えているのでしょうか?
 このブログを読んでいただいている方達は、当然パソコンを使っていますよね。
 どこのメーカーのパソコンか分かりませんが、とりあえずバッテリーが大丈夫かどうか確認してください。
 僕の他愛ないブログを読んでいる間に、パソコンが発火して火事、人身事故にでもなったら僕としては申し訳ないどころではありません。
 では……
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
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