首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

バッテリー不良で思うこと

パソコンのバッテリーについて、数人の方からコメントをいただいた。
また、知人の何人からも、ソニーのバッテリーを使っているのは、東芝だけではないということも聞いた。
 ところで、前回のブログから今日までこのブログを書くまで、いろいろなことがあった。
 アメリカの大統領が予想通りにしろ、オバマ氏になったなどという事に対しては、歴史上、画期的なことであるし、もちろん、僕にも、それなりの感慨がある。
 この選挙、民主党共和党の戦いといいうより初の女性大統領が生まれるか、黒人大統領が生まれるか、つまり、表向きは、女性軽視はない、人種差別はいけないと言いながら、実は、世界中にに根強く存在している差別の問題に、少なくともアメリカ国民は、人種差別の問題解決を優先させる態度を見せたのだと思う。
 もちろん前大統領のスカタンぶりも、世界におけるアメリカの地位の凋落も大いに影響しているとは、思うが、アメリカ大統領に黒人を選んだのは泥沼のイスラム世界との対立を何とか改善する意味でも、今回の選挙はまだまだ、アメリカは捨てた国じゃないんだぜということを世界に知らしめる効果はあった。
 などということを語ることは、僕のブログには荷が重い事なので、先週見た映画の事を書こうと思ったが、やっぱり、パソコンの発火事故のことが尾を引いてしまう。
 ある方のコメントによると、日本のパソコンのバッテリーは、ソニーパナソニックと三洋だけが作る技術と能力をもっているらしい。
 日本のどのパソコンにも、それどころかマックもバッテリーは日本製を使っているという。つまり、日本で販売されているパソコンのほとんどは、この3社のバッテリーのどれかが使われているというのだ。
 で、パナソニックが三洋を,自社を日本の経済危機から身をを守る理由に買収した。
 パナソンックは、日本の最大の電機メーカーになった。
「ってことは……日本のパソコンバッテリーの製造は、ソニーパナソニックの(三洋のバッテリー部門は活用されるだろが)の事実上二社にだけになってしまった。
 ソニーのバッテリーは、事故続きで、ここのところ評判ががたおちである。
 はっきり言って落ち目である。
 となろと、残るはパナソニックのバッテリーだけである。
 パソコンのバッテリーは、パナソニックの一人勝ちになる可能性がある。
 じゃあ、パナソニックのバッテリーに信用がおけるかとなれば、もともと、三社が、ほかのパソコンメーカーにばらまいていたバッテリーである。
 パソコンメーカーは、お家の事情で、三社のバッテリーのどれかをえらんでいたのであろう。
つまり、ソニーパナソニックと、買収された三洋のバッテリーにさほど差があるとは思えない。
 性能に疑問のあるバッテリーを搭載すれば、それを使ったパソコンメーカー自身の評判が落ち、パソコン販売戦国時代で、敗北することは明らかである。
 で、ソニーのバッテリーの評判が落ちると、各パソコンのバッテリーは、パナソニックの一社の独占になりかけない。
 だが、そのバッテリーの不良が起こらないとは限らないのである。
 パソコンのバッテリーの基本設計や材質はパナソニックソニーも三洋も変わらない筈である。
 万が一、パナソニックのバッテリーが不良が発見されたら日本中のパソコン業界は、全滅的打撃を受けるだろう。
 もともと、パナソニックと三洋がくっついたのは、日本の経済不況からの生き残りを目指しているからである。
 こんなのは電機会社だけにとどまらない。
 バブル崩壊後、大手銀行が合併せざるをえなくなり、そこから、不況が続いている。
 日本が頼りにしていたアメリカも、サブプライム問題が発覚してからがたがたである。
 言い出したら、日本の年金、保険も極めて怪しい。
 なんだか、日本は目先の生き残りだけできゅうきゅうとしている。
 かと思えば、作曲で巨額の金をかせいだ人が、目先の贅沢で、あっという間に破産である。
 僕は、日本の経済成長もバブルも実感のない生活をしてきたつもりである。
 ただ、仕事柄、ビデオ機器は、ベータからVHS、LD、DVD,旧式のワープロからパソコン、その他もろもろ、いつの間にか使わない機器が、過去のソフトが捨てられないから押し入れに山のように押しこまれゴミの山化している。
 知らず知らずに目先に現れたものに引きずりまわされていたようだ。、
 なんだか日本は変な国である。
 いずれにしても、なにが原因か詳しいことは知らないが、日本の不況の末端で、たいした必要もないのに必要な気にさせられ、それがぜいたく品か、必需品かわけのわからないうちに、なけなしの金で買ったパソコンが発火するのはたまらない。
「風が吹いたらおけ屋がもうかる」というセリフがあるが、
「日本で、何気なくぼんやり生きていたら、何気に買ったパソコンがいきなり火を噴いた」
 僕も含めて、いつの間にか、日本人は、身近なことにすらぼんやりしている習性がついてしまっったようだ。
 そのくせ、10円20円の少額は気にしない癖に、まとまったお金のことになると目の色を変えるんですよね。
 で、そんな事を考えるのもばかばかしくなって、不貞寝している今日この頃の僕です。
 では……
 



 
 
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