首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

パコと魔法の絵本……クリスマスイヴですね。

クリスマス・イヴですね。
で、今日が、紹介するのにちょうどいいと思ってブログに書いています。
確かサマークリスマスって、そんなのがあるのかどうか知りませんが、夏のクリスマスに一人の女の子に見せるために、変な病院の変な人たちが絵本を題材にしたお芝居をする話です。
舞台台本が、原作らしいのですが、見ていません。
登場キャラクターに、それぞれ見せ場が用意してあり、そこはいかにも、芝居の台本らしいのですが、この映画の普通じゃない画像処理……猫までCG……そして、並みじゃないふざけっぷり……分かる人にはわかるオタク趣味……ごちゃごちゃです。
元の舞台を見たくなりました。
この映画を、舞台化するとしたら、どうしたらいいのか、ちょっと、思いつかないからです。
かなり、大規模な装置のミュージカルになりそうで、そんな予算はないだろうし、内容はこじんまりとした小劇団がやりそうな可愛い話だし……つまり、オー・ヘンリーの短編のようなちっちゃないいお話を、リオのカーニバルのように、飾りまくって、大風呂敷で包んだような、ちょっと日本人離れした、でもやっぱりしっかり日本人しているという変な感覚が目まぐるしく、ほとばしっている映画なんです。
そんな感覚、僕は大好きです。
この監督「下妻物語」といい「嫌われ松子の一生」といい、よくやるよと拍手したい、へんてこりんな感覚が、僕の好感度を刺激します。
同時期に、魚の女の子のアニメが大ヒットしていましたが、子供に見せるなら、絶対僕はこの映画に連れて行きます。
実は、僕の中学生の娘、すでに、学校のみんなが見ているからというような国民映画的理由で魚の女の子のアニメを見ていましたので、あれを、見てしまったのなら、こっちも見なきゃダメ……といって、妻と一緒に強引に見せてしまいました。
こっちのほうが、独特の田舎風ポップ感覚が新しいし、見ていて楽しい気分にさせられます。
娘の感想は、魚の女の子のアニメは、なんか気持ち悪くて怖かったそうで、こっちの、CG満載映画は、面白かったけど、あんまりがちゃがちゃ騒がしくて、目が回りそうだったそうです。
 大丈夫。「ポケモン」じゃありませんから、目が回っても倒れはしません。
 本当のクリスマスに見せたい映画だったのですが、この監督、つぎは、何を見せてくれるのでしょう。
 期待大な監督です。
 なんだか、口コミもあって、結構ヒットしたらしいのですが、見逃した方は、DVDが出たらレンタルして見てください。
 ひねくれた童心をお持ちの大人の方には、特に、お勧めです。
 では……