「ガンダム」あれこれ
今日は「ガンダム」の話題が出てくるのだが、フィギュアもモデルも、もっていない。
対抗する訳ではないが、昔、ファンから送られた「戦国魔神ゴーショーグン」とヒロインのレミーのフィギュアを写真に撮った。レミーの靴には靴ヒモまでついている精密なもの……子供の頃はプラモデルを、結構上手に作れた僕だが、このレミーを作るほどの器用さや根気はない。
プレゼントしてくれた方に、ただもう、感謝するのみである。大切にしています。
× ×
毎月十日すぎの日曜日……今日は僕だけのアニメの日である。
僕だけのアニメの日という意味は、十日過ぎに、「アニメージュ」「アニメディア」の二冊が、送られてくるからだ。
昔、インタビューや原稿を書いたせいか、いまだに律義に、送って下さる。
「ニュータイプ」は、おつきあいがなかったせいか、送ってこない。……(別に送ってくれとせがんでいる訳ではない)
それで、比較的、時間のある日曜日に、熟読に近く読む事にしている。
僕は、人から勧められたアニメ以外ほとんどテレビアニメを見ない。
ブログで知ったエウレカセブンと言うアニメは、録画して見たが、まだ一回だけでなんともいえない。
ともかく、「アニメージュ」と「アニメディア」が、僕のアニメに対する情報源である。
あ、それと、コラムを書いているインターネットのWEBアニメスタイルも……忘れると怒られる。
ちゃんと毎日、見ています。
「アニメージュ」は恒例のグランプリで「ガンダム」が圧倒的に強い。
実は、「ガンダム」シリーズは、僕が大昔書いていた「まんがはじめて物語」と同時間に放送していた事もあって、ほとんど見ていない。
その後も、「ガンダム」シリーズは続いていたが、最初を見ていないのと、製作会社のサンライズとも、おつきあいがなかったので、その後も見ないまま四分の一世紀経ってしまった。
アニメ関係の癖に、これほど「ガンダム」を知らない人間もいないだろうと思うほど、何も知らない。
雑誌を見ても基本的知識がないからちんぷんかんぷんである。
これだけ長い間、結果的に見なかったから、このまま見ないでいるつもりだが、監督の富野氏とは
昔、イベントなどでご一緒したことがあるし、アニメージュに連載している「富野に訊け」は、面白くて、本まで買って読んだ。はっきりした物言いで興味深い。
実は、WEBアニメスタイルの「誰でもできる脚本家」を書く参考に、いろいろな脚本入門書を読んだが、良く出来ている本の一冊が富野氏の書かれた「映像の原則」(キネマ旬報社)だった。
アニメに限らず映画に興味のある人は読んで損はない。
何より分かりやすいのである。
ともかく、サービス精神旺盛な方だと思う。
面白いエピソードがある。
昔「ガンダム」全盛の時、富野氏は結婚式の新郎が着るようなショーアップした白い服を着て、まるで演歌のスターのような格好をされていたが、富野氏と大阪で行われるイベントに出席した時は、新幹線の中では、リラックスどころか、ステテコ姿でいたのである。
それが、新幹線が京都を過ぎた辺りで、トイレに姿を消し、大阪についた時には、前述のスター衣装に着替えて出てきた。
正直びっくりした。
だが、その服装の理由は……当時、地味と言うか、むさくるしい感じのする格好のアニメ関係者の姿には、夢がない。若者たちを引きつける華がない……だから、自分は、こういう格好をして、アニメは素晴らしい職業なんだという宣伝塔の役をしているつもりなのだ……と言う主旨の事をおっしゃっていた。
むさくるしい格好をしてイベントにのぞんでいた僕などは、なるほど一理あるなと、富野氏のアニメファンに対するサービス精神に感心したものである。
その後、押井氏とか宮崎氏とか、どちらかというと、むさくるしい感じのする格好の方たちのアニメが隆盛を極め出すと、今度はなんとスキンヘッドで、登場してきた。
「ガンダム」の人気はあいかわらず衰えていない。
だが、演歌スター風は、むさくるしいのが主流のアニメ界では、もう古い。
僕は、スキンヘッドを富野氏流の、ニュータイプのファンサービスだと思った。
おつきあいはないが、楽しい方だと思う。
更に、僕が十八年間住んでいた小田原の出身の方だと言う事も、こちらが勝手に親しみを感じている理由かも知れない。
小田原に「小田原文学に光と風をおくる会」というのがあり、そこで、小田原の駅前に、二宮金次郎や北条早雲の銅像だけでなく、ガンダムの銅像でも置いたら、若い人が小田原に集まってくるかも知れないという話題が出た。
冗談ではなく真面目な話である。
富野氏も小田原が生んだ有名人の一人だと言う意見に誰も異存はない。
だが、アニメをよく知っている一人の発言で、みんな、頭を抱えた。
「ガンダムっていったって、どのガンダムです? いいかげんなガンダムの銅像だと、ファンから突っ込みを受けますよ」
「ガンダム」と一言で言っても、ポケモンほどではないにしろ、色々なタイプがあるのだそうで、言われた僕も、さっぱり分からず、黙っているしかなかった。
ちなみに今年のアニメージュ グランプリを独占したのは「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」……「ガンダム」は「ガンダム」だろう……と一言で言ってしまう僕には、違いがさっぱりわかりません。
対抗する訳ではないが、昔、ファンから送られた「戦国魔神ゴーショーグン」とヒロインのレミーのフィギュアを写真に撮った。レミーの靴には靴ヒモまでついている精密なもの……子供の頃はプラモデルを、結構上手に作れた僕だが、このレミーを作るほどの器用さや根気はない。
プレゼントしてくれた方に、ただもう、感謝するのみである。大切にしています。
× ×
毎月十日すぎの日曜日……今日は僕だけのアニメの日である。
僕だけのアニメの日という意味は、十日過ぎに、「アニメージュ」「アニメディア」の二冊が、送られてくるからだ。
昔、インタビューや原稿を書いたせいか、いまだに律義に、送って下さる。
「ニュータイプ」は、おつきあいがなかったせいか、送ってこない。……(別に送ってくれとせがんでいる訳ではない)
それで、比較的、時間のある日曜日に、熟読に近く読む事にしている。
僕は、人から勧められたアニメ以外ほとんどテレビアニメを見ない。
ブログで知ったエウレカセブンと言うアニメは、録画して見たが、まだ一回だけでなんともいえない。
ともかく、「アニメージュ」と「アニメディア」が、僕のアニメに対する情報源である。
あ、それと、コラムを書いているインターネットのWEBアニメスタイルも……忘れると怒られる。
ちゃんと毎日、見ています。
「アニメージュ」は恒例のグランプリで「ガンダム」が圧倒的に強い。
実は、「ガンダム」シリーズは、僕が大昔書いていた「まんがはじめて物語」と同時間に放送していた事もあって、ほとんど見ていない。
その後も、「ガンダム」シリーズは続いていたが、最初を見ていないのと、製作会社のサンライズとも、おつきあいがなかったので、その後も見ないまま四分の一世紀経ってしまった。
アニメ関係の癖に、これほど「ガンダム」を知らない人間もいないだろうと思うほど、何も知らない。
雑誌を見ても基本的知識がないからちんぷんかんぷんである。
これだけ長い間、結果的に見なかったから、このまま見ないでいるつもりだが、監督の富野氏とは
昔、イベントなどでご一緒したことがあるし、アニメージュに連載している「富野に訊け」は、面白くて、本まで買って読んだ。はっきりした物言いで興味深い。
実は、WEBアニメスタイルの「誰でもできる脚本家」を書く参考に、いろいろな脚本入門書を読んだが、良く出来ている本の一冊が富野氏の書かれた「映像の原則」(キネマ旬報社)だった。
アニメに限らず映画に興味のある人は読んで損はない。
何より分かりやすいのである。
ともかく、サービス精神旺盛な方だと思う。
面白いエピソードがある。
昔「ガンダム」全盛の時、富野氏は結婚式の新郎が着るようなショーアップした白い服を着て、まるで演歌のスターのような格好をされていたが、富野氏と大阪で行われるイベントに出席した時は、新幹線の中では、リラックスどころか、ステテコ姿でいたのである。
それが、新幹線が京都を過ぎた辺りで、トイレに姿を消し、大阪についた時には、前述のスター衣装に着替えて出てきた。
正直びっくりした。
だが、その服装の理由は……当時、地味と言うか、むさくるしい感じのする格好のアニメ関係者の姿には、夢がない。若者たちを引きつける華がない……だから、自分は、こういう格好をして、アニメは素晴らしい職業なんだという宣伝塔の役をしているつもりなのだ……と言う主旨の事をおっしゃっていた。
むさくるしい格好をしてイベントにのぞんでいた僕などは、なるほど一理あるなと、富野氏のアニメファンに対するサービス精神に感心したものである。
その後、押井氏とか宮崎氏とか、どちらかというと、むさくるしい感じのする格好の方たちのアニメが隆盛を極め出すと、今度はなんとスキンヘッドで、登場してきた。
「ガンダム」の人気はあいかわらず衰えていない。
だが、演歌スター風は、むさくるしいのが主流のアニメ界では、もう古い。
僕は、スキンヘッドを富野氏流の、ニュータイプのファンサービスだと思った。
おつきあいはないが、楽しい方だと思う。
更に、僕が十八年間住んでいた小田原の出身の方だと言う事も、こちらが勝手に親しみを感じている理由かも知れない。
小田原に「小田原文学に光と風をおくる会」というのがあり、そこで、小田原の駅前に、二宮金次郎や北条早雲の銅像だけでなく、ガンダムの銅像でも置いたら、若い人が小田原に集まってくるかも知れないという話題が出た。
冗談ではなく真面目な話である。
富野氏も小田原が生んだ有名人の一人だと言う意見に誰も異存はない。
だが、アニメをよく知っている一人の発言で、みんな、頭を抱えた。
「ガンダムっていったって、どのガンダムです? いいかげんなガンダムの銅像だと、ファンから突っ込みを受けますよ」
「ガンダム」と一言で言っても、ポケモンほどではないにしろ、色々なタイプがあるのだそうで、言われた僕も、さっぱり分からず、黙っているしかなかった。
ちなみに今年のアニメージュ グランプリを独占したのは「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」……「ガンダム」は「ガンダム」だろう……と一言で言ってしまう僕には、違いがさっぱりわかりません。