首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

ロケット……?

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 この写真は、アニメ「ポケモン」のロケット団、ムサシとコジロウ……市販しているようですが、僕がムサシとコジロウを考え出したしたので、その記念で、プレゼントしていただいた物です。
 一方の写真は、ニューヨークの有名なラジオシティホールの本物のロケットガール、両隣にいるのは、僕の身内です。
 ラジオシティでは、「ポケモン」の実演ショーも開かれたようで、それぐらいしか関係は、ありませんが、つまりまあ……「ロケット」つながりのだじゃれです。……(汗)
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 今日は、仕事をしながら二本のDVDを見た。
 一本は「いつか読書する日
 長距離恋愛と言う言葉があるが、これは小さな町での長時間プラトニック・ラブの話である。
 何しろ、同級生だった男女が五十過ぎまで、互いの気持ちも告げずに、愛し合っていたという気の長い話である。
 男が結婚した妻は、病気で死にかかっている。
 女は、浮いた噂もなく、牛乳配達とスーパーのレジをしながら五十過ぎまで独身である。
 そんな二人を、淡々と描いていく。
 その間、児童虐待やら、老人介護の問題などが、はさみこまれるが、男女は、お互いの気持ちを、明かさない。
 男の妻が、死んだ時、はじめて男女は、互いの思いを確かめあう。
 気の長い女を演じる田中裕子さんが上手い。
 町の福祉課らしき所に勤める男の岸部一徳氏も、悪くない。
 全然タイプが違うが去年の日本映画では、「バッチギ」と双璧をなす佳作かもしれない。
 ただ、ドラマに一応の終わりをつける為に、男が子供を助けて…(ねたばれ)………してしまうのは、男が若い頃、おぼれかけたという伏線があるにしろ、いくら何でもでき過ぎだと思う。
 そう思うのも、同時に見たDVDが「BUS174」というブラジルのドキュメンタリー映画だったからかもしれない。
 ブラジルのリオの街中で起こったバスジャック事件のドキュメンタリーである。
 事件の実況と、関係者のインタビュー、そして、犯人像を探るうちに、ブラジルの抱える社会問題が、浮き彫りにされてくる。
 もちろん、作家の問題意識が反映されないドキュメンタリーなどありえない……つまり、どこかに、やらせっぽい感じがしないでもないが、ともかくドキュメンタリー作法の迫力に圧倒される。
 ブラジルの社会問題が、日本で起こらないとは言い切れないように感じさせる所が凄い。
いつか読書する日」は、所詮お話である。
 この映画は、今日、僕に見られて損をした。
「BUS174」と同じ日に見る映画ではなかった。
 僕の中で「いつか読書する日」は吹っ飛んでしまった。
「BUS174」は、映画を勉強したい人だけでなく様々な人にとって、必見に近い作品だと思う。
いつか読書する日」は悪くない映画だが、それこそ、いつか見ればいい映画である。
 ところで、DVDも含めて、こんなペースで映画を見ていると年間二百本は越えそうである。
 僕の仕事をする時間は……?……ま、いいか。