首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

リズム楽器「パチカ」

イメージ 1

 打楽器が、好きである。
 といっても、幼稚園の時、カスタネットの首藤と呼ばれたぐらいの腕前である。
 タップダンスを、習おうと思った事もあるが、僕の子供の時代には、タップダンス用の靴など無かったし、廊下で練習しようものなら、近所から、うるさいとお叱りを受けるのが、決まり切っているから断念した。
 しかし、打楽器のリズムは、忘れがたく、身に付いているから、音楽のリズムを計るメトロノームは、必需品である。
 僕は、ものを書く時、音楽を聴きながら書く時が多いが、ついでに、メトロノームも動かしているのである。
 メトロノームのカチカチ音を聞きながら、ものを書いているライターは、日本でもちょっと珍しいのでは無いかと思う。
 その僕が、最近、新しい楽器に出会った。
 パチカという。
 アフリカの打楽器だが、日本でも何年か前から、深く静かにブームになっているという。
 こぶしぐらいの玉がヒモでつながれていて、それをカチカチぶつけながらリズムを取る。
 玉の中に、木くずのかけらのようなものが入っていて、かちゃかちゃと音を立てる。
 極めて単純なリズム楽器だが、こり出すと奥が深い。
 色々なテクニックで、様々なリズムが作り出せるのである。
 残念ながら、僕はまだ使いこなせているとは言えない。
 ただ、かしゃかしゃ、かちかちと音を出しているだけである。
 一度、本格的に習いたいと、思いつつ、なかなか身に付かない楽器のひとつである。
 写真の、赤と銀の玉は、プラスチック製の、音がクリアな日本製のパチカ。
 もう一つは、木の実の玉を繋いだ、原産地アフリカ製のもの……(本当に原産地製のものかは不明……原産のものを真似たものかもしれない。
 これが、本格的に流行り出したら、いたるところ、かしゃかしゃカチカチで、渋谷の街など、騒々しくなって面白くなるかも知れない。
 イヤホーンなどでipodや携帯で、自分だけの音楽にひたっている沈黙の群衆より、余程楽しそうだ。
 パチカの音で、ノイローゼになる人も出るかも知れないが、それはまた、その時である。