首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

一日中、眠っていた。

昨日、いや、今日の午前二時に家に帰り着いて、疲れ果て、目を覚ましたら、もう外は暗くなっていた。なにしろ、十二日からほとんどん寝ていないのである。
 小田原の会合はともかく、東京での子供のミュージカルの企画は、何年も前からあって、脚本も、僕が書いたのではないが(監修というかたちになっている)十稿を越えている。つまり、十回も書き直しているのである。それがやっと音楽もほとんどできあがり、演出、振り付けも決まった。
 公演は六月予定である。
 それでも、いいものができ上がるという自信はない。
 「まんが世界昔ばなし」というアニメと実演の舞台ミュージカルが合体するという実験的な部分があって、実際にやって見ないと、いいものができたかどうかわからないのである。
 だから、自信を持って、皆さんにお勧めできる段階までいたっていない。
 映画やアニメと違って、生身の人間が実演する舞台は何が起こるか分からない怖さがあり、それがまた、おもしろいところでもある。
 いずれにしろ、どんなものができるかわからないというのは、いらいらするし、疲れもする。
 明日は、税金申告の最終日だというのに、そちらの方に全然気が回らない。
 申告が遅れるのは必至である。困りながらも、また、眠気が襲ってくる。眠りすぎである。
 今日は、二十時間近く眠ってまった事になる。食事もとっていない。
 ここのところ何となく気に入っていて録画しているTVの「アンフェアー」を見る事にして、また眠る事にする。明日は少しは元気が出る事だろう。
 ポストを見ると仕事場から別れて住んでいる小学校四年生の娘が、俳句が好きで、俳句入りで椿の花が写った写真はがきを送ってきたいた。
小田原にいた頃、九州の中津に住んでいたおばあちゃんからもらってきた椿の種が、おばちゃんが亡くなってから四年後に、鉢植えで育って花を開いたのだ。娘の書いた俳句は「 寒さより 強い赤咲く 椿かな」
 眠気でぼーっとした頭の僕の頭では、俳句の出来の良し悪しまでは、分からない。
 ともかく、はがきの写真の椿は、見事に赤かった。