首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

ミュージカルのDVD

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  郵便受けを開けたら、 四日に、終わったばかりのミュージカルのゲネプロ(本芝居前の最後の練習を劇場でやる……本番そのままといっていい)を収録したDVDが、送られてきていた。
 もちろん非売品だが、わずかな日数で、関係者一同みんなに、送られているとしたら、かなりの枚数のDVDが作られた事になる。
 凄い時代になったなあと思う。
 舞台の芝居は生き物だから、一回、一回、上演する度に違う。
 それが常識だった。
 しかし、こう簡単に、映像として残される事になると、収録日がベストの演技でありたい。
 舞台を写す、カメラのアングルも気になるだろう。
 音楽や、音響の効果も、収録時に気になる。
 記録としての越しておく価値は確かにある。
 でも、やはり、舞台のミュージカルは劇場に行ってみて欲しい。
 もし、それがDVDの収録された舞台より、出来が悪くても、演技者と観客の熱気は、ライブでないと伝わってこない。
 とはいえ、DVDに写されたゲネプロのDVDは、本番以上に乗りがいい。
 もしかしたら、本番の緊張感がないだけ、のびのびと演技や歌が出来ているのかも知れない。
 いやあ、舞台って難しいですね……と今更ながらに思う。
 よく、芝居を観るのは、初日がいいとか、慣れてきた中日がいいとか、最後の上演がいいとかいうが……今回のミュージカルの場合、二日で、三回公演である。
 是非、再演して、みんなが乗り乗りの時の舞台を見てみたい。
 DVDでミュージカルを見返しながら、つくづくそう思った。