首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

手塚治虫文化賞

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 第十回の手塚治虫文化賞の授賞式に、行ってきた。
 出席者にアニメ関係の知りあいが少ないので、僕と同じく招待されていた脚本家の三井秀樹氏を誘った。
 なぜ、出席したかというと、大賞を受けた「失踪日記」の吾妻ひでお氏が、入院していた病院をよく知っていたからである。
 もちろん、僕も「失踪日記」に一票を入れた。
 他の作品と大差の受賞という事だが、めでたい事である。
 初対面の、吾妻氏とも、少しだけお話した。
 どうやら、病院歴は、吾妻氏の方が先輩らしい。
 「「魔法のプリンセス・ミンキーモモ」の事も、ご存知だった。
 ところで、生前の手塚治虫氏にも、お会いした事がある。
 確か、アニメの手塚賞ともいえる日本アニメ大賞の第一回の脚本賞を取った時だったと思う。
 氏が、僕の事をご存知だったので、恐縮すると同時にコチコチに硬くなったのを、今も思い出す。
 今回の吾妻氏に対しては、そんなことはなかった。
 それだけ、僕が、歳をとり、図々しくなったのだろう。
 アニメとマンガの違いはあるとはいえ、お祝い事は楽しい。
 せっかく招待されているのだから、これからは、さぼらずに、出来るだけ出席しようと思う。
 パーティの料理も不味くないしね……(^_^;)
 賞の主催は、朝日新聞社である。
 で、別の新聞を読んでいる方達へのサービスも込めて、他の受賞者の方も紹介しておく。
 短編賞が「女いっぴき猫ふたり」などの伊藤理佐氏。
 新生賞が「おおきく振りかぶって」のひぐちアサ氏。
 特別賞が評論家の小野耕生氏。
 なお、文化賞記念のお土産に、手塚治虫氏と鉄腕アトムをデザインしたバッチをいただいた。
 毎回のバッチを収集している方もいるらしい。