首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

一日千円以下で過ごした日

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今日の朝まで、資料を読んでいて、お腹が空いたので、住宅街の外れにある牛丼屋で、朝定食を食べたのが、九時頃、三百五十円である。
 税金の申告を忘れていたのをふと思い出し、仕事場に取って返し、とっくに書き込んであった申告用紙を、提出に税務署に行った。
 本当は三月十五日までが期限なのだが、税務署に追いかけられるほど稼いでいないし、たいして還付金がある訳でも無い。
 どうでもいいやと思っていたら、今日になってしまった。
 一応、国民の義務だから「遅れてご免なさい」と言って税務署に提出したら、……どういたしまして、わざわざご苦労様……という感じで快く受け取ってくれた。
 帰り道に、行きつけのコーヒーショップで、コーヒーを飲んだ。
 この店、東急本店と住宅地との境ぐらいにあって、ブレンドが百六十円……僕の知る限り、渋谷で一番安いコーヒーショップである。
 マクドナルドの百円コーヒーというのがあるが、さすがにあれを、コーヒーと呼ぶ自信が、僕にはない。
 百六十円のコーヒーショップは値段の割には、落ち着けるいい店で、特に道路側に向いた席は、一人で、考え事や本を読むには最適である。
 ノートパソコンを持ち込んで、一人で何やら仕事をしている客もいる。
 東急本店の右側の道を、ちょっと歩いた所にあり、渋谷の繁華街からは少し離れているが、いたるところにあるドトールほど、ざわついていない 穴場ともいえるコーヒーショップである。
 そこで、一息ついていたら、眠くなってきたので、近くの松涛公園で、煙草を吸う。
 この公園、渋谷区のど真ん中にありながら、季節を感じさせる公園で、春は桜が咲き、今は紫陽花の時期である。
 ベンチに座っていたら、本当にうとうとしてきたから、そこから三分の仕事場に戻り、ベットに潜り込んで、眠ってしまい、気がつけば、夜の十時だった。
 また牛丼屋に行き、牛丼を食べ、今帰ってきたところである。
 今日一日、千円かからなかった。
 だが、結局何もしない一日だった。
 昼夜逆転……典型的な僕の一日である。
 これじゃあ、長生き出来そうにないと、自分でも思う。
 写真は、百六十円のコーヒーショップと松涛公園である。