首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

私語と冗談のない日

 最近、出不精になり、仕事の打ち合わせや会合以外、ほとんど仕事場からでなくなった。
 ほとんど、引きこもり状態である。
 今日は……もう十二時をすぎたから、昨日か……行きつけの病院に行った。
 必要最小限度の事しか医者に言わず、医者も必要最小限の事しか答えず、外食をして帰ってきたが、今になって気がついた。
 今日は、必要な事しか何も喋らなかった。
 電話も数本かかってきたが、それにも必要な事しか喋らなかった。
 自分の事も他人の事も必要以外のことは、口にしなかった。
 自分の口から、私語も冗談も出なかったのである。
 慌てて、独り言で、冗談を言って見たが、相手のいない冗談など不気味でしかない。
 一日中、パソコンに向かって部屋に引きこもっている人もいるというが、楽しいのだろうか?
 私語と冗談のない日は、一日中、机にむかって、何か書いている物書きにとっても、けっこう、きつい一日である。