首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

夕方六時のつもりが朝六時

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 月曜は徹夜をして仕事をし、火曜日はほとんど眠っていた。
 時々かかってきた電話に出て、メイルのチェックをしたが、ほとんど、ベッドの中でうつらうつらである。
 水曜日の午後六時から、打ち合わせの予定が入っていた。
 さっき、目を覚まして、時計を見たら五時である。
 慌てて仕事部屋を出た。
 住宅街を抜けて渋谷の街に行くのだが、人通りが少ない。
 仕事場のある住宅街は、いつも人通りが少ないから、気にもしなかったが、街に出てびっくりした。
 人通りがほとんどないし、店も開いていない。
 そこでやっと気がついた。
 今は朝の六時だったのだ。
 いつも、昼夜逆転の生活をしていたが、火曜日にうつらうつらしているうちに、、人並みに、朝、起きてしまったのである。
 しかたがないから、マクドナルドの朝食セット……はじめて食べた……なるもので腹を満たし、仕事場に帰ってきた。
 朝と夕方を間違えたのは、今年になって二度目だ。
 その時は、新宿で夕方六時の待ち合わせだったが、電車で行けば間に合いそうになかったので、仕事場の前から、タクシーを拾ったら、やたらすいすいと十分程度で新宿についてしまった。
 車も人も、やたら少ない。
 新宿について気がついた。
 朝の六時だったのである。
 しかたがないから電車に乗って、とぼとぼと帰り、出直す事にした。
 なぜこんな事が、起こるかといえば、僕の生活習慣がめちゃくちゃで、仕事場も朝昼がなく、真っ暗だからである。
 仕事場のベランダに面した所に、スクリーンを設置してあり、外が、明るいか暗いかが分からない。
 しょっちゅうDVDやビデオを見るから、いちいちスクリーンを上げ下げするのが、面倒くさく開きっぱなしにしている。
 だから、昼夜の感覚が、マヒしてくるのである。
 要するに、僕の仕事場は、年中、暗いホームシアターなのである。
 このまま、起き続けていれば、人並みの昼夜感覚に戻るはずであるが、昼間には仕事をする気がしないし、自然と眠くなる。
 おまけに、たまに昼間起きている時は、週に四回は映画館で、映画を観ているから、やっぱり暗い中にいる。
 ともかく、まともな生活をしていないのが、僕流の物書き自由業である。
 朝、仕事場に出かけ、夜、自宅に帰るという普通の人のペースで、物書きをしている方もいるが、
僕にはとても無理である。
 仕事場に閉じこもったら、ずーっと居続けてしまう。
 自宅の家族とは、まったくペースが違う。
 このブログを書いているのが朝の九時、なんだか、また眠くなってきた。
 今日の打ち合わせまであと十時間ある。
 散らかしっぱなしの仕事場を片づけようとも思ったが、その気力も無い。
 このまま、起き続けて、眠気をこらえて打ち合わせするのも、相手に失礼だ。
 少し、仮眠しようと思う。
 こんな不健康な生活を続けていると、長生きは出来ないと思いつつ、簡単に生活習慣は、変らない。
 このペースを直すのは、朝、昼、晩がしっかりしている病院に、一週間ばかり入院するのがいいのだが、あいにく、入院するだけの病気の持ち合わせが無い。
 何とかせねばと思いつつ、日々が過ぎていく。
 人並みの生活に戻すいい方法はないものだろうか……
 ああ、眠い……おやすみなさい……
 写真は、朝、昼、暗い、僕の仕事場の一部である。