首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

映画雑誌の日

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体内時計の調整の為に、寝たり起きたりを繰り返していたら、いつの間にか、二十三日になっていた。
昨日は僕にとっては、二十一日に買っていた映画雑誌の日である。
キネマ旬報」「映画秘宝」「この映画がすごい!」の三冊に目を通す。
 他にも映画雑誌は、いくらでもあるが、知人が書いているというような特別な理由がない限り、この三冊ですませている。
 劇場で観るつもりの映画で、見落とした映画を、これらの雑誌でチェックする。
 それぞれ、特徴があるが、ゴシップ系の「この映画がすごい!」は、ミーハー気分で読むし。今、一番面白いのは「映画秘宝」で、よくまあとおもうほそ、どうでもいい映画を見つけ出してきて、面白そうによいしょしてくれる。オタク度の高い、僕のお気に入りである。
 本格映画批評雑誌の様相はしているが、内容の半分は映画宣伝の「キネマ旬報」も一応、押さえとして読んでいる。映画を批評したり☆の数で採点しているページがあるが、あまりあてにならない。
 昔は、この人の批評は面白いという、特徴のある個性的な評論家がいたが、最近は、当り障りの無い批評しか書かない批評家ばかり増えているのが、この雑誌をつまらなくしていると思う。
「シナリオ」とか「ドラマ」という脚本の掲載されている雑誌もあるが、知人の書いた文章が載っていない限りは読まない。
 脚本という文章形式が、実は脚本家の僕にとっても、あまり面白い読み物ではないのである。
 どんな映画雑誌が、いいですか? と、時々、聞かれる時があるけれど、正直言って、おすすめできる雑誌は無い。
 立ち読みで、映画雑誌をぺらぺらと流し読みして、これはと思う映画を、実際に観る方がいい。
 大ヒットして特集雑誌が、本棚を埋め尽くしているいる映画より、単館で、上映している映画に、拾いものが多い事は確かである。
 年に数本しか観ない人は、話題になっている映画を、流行に遅れないように観ればいいだろう。
 しかし、映画マニアや映画オタクを自認したい人は、片っ端から何でも観る事だ。
 そのうち、自分の鼻で、面白そうな映画が分かるはずだ。
 そうなると、映画雑誌は、たいして必要ではなくなる。
 インターネットで得られる情報だけでも、充分すぎるほどある。
 上映期間と上映時間は間違えないように……それと毎月一日と、女性は水曜、男性が木曜(だと思う)が千円で観られる劇場がほとんどなので忘れ無いように……これだと、前売鑑賞券より安くなる。
 余計な事だけれど、前売鑑賞券を買った人は、これがけっこう、頭に来るのである。
 安売りの金券ショップで前売券を買う人も、これには注意しよう。
 
 ともかく、昨日は、映画雑誌と仕事だけで、一日中仕事場にこもってしまった。