首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

突然ですが気を付けてください

気がつけば、ずいぶんごぶさたしてしまいました。申し訳ありません。まあ、なんとか元気です。
アニメ映画「ホッタラケの島」の「不思議の国のアリス」的要素のことを書こうと思っていたのですが、僕が「不思議の国のアリス」を意識的にパロディした作品以外にも、僕自身の書いたものの大部分に「不思議の国のアリス」的構図があることに気がつきました。……というか、忘れていたというか……(^_^;)御存じの方は少ないかもしれませんが、20年近く前に一年間ほど放送したアニメシリーズ「アイドル天使ようこそようこ」と言うアニメがあり、その企画意図には、渋谷の街を不思議の国に見立てて、そこをさまよう「ようこ」と「サキ」という二人の少女の話だと僕自身があるアニメ雑誌に明記していたんですね。おまけに最終2話のサブタイトルが「不思議の街のアリス」です。となると、そんな作品まである僕の視点から見た「ホッタラケの島」の感想は、他の人さまの作った「不思議の国のアリス」的要素への感想になり、これはかなり説明が難しい。
で、日常の些事に追われ、「ホッタラケの島」の感想が遅れ続けてしまいました。もう少し、感想をまとめる時間……まとまらないかもしれませんが……が必要な気がします。
それなのに、なぜ、唐突にブログを書いているかと言うと……ありふれているかもしれませんが、ある事件にあったからです。
同じ、文面に近いものを、アニメスタイルのコラムにも書きました。
以下……
世の中、色々なことが起きる。
気をつけろとは年中聞いていたがその日午前中に電話を使った「振り込み詐欺」に合い、そのやり方が従来と変わっていたらしく、パトカーで渋谷の警察署に連れて行かれて、五時間以上、犯人らしきグループの手口(少なくとも4・5人の気の合ったグループが必要です)を調べられました。
 「公共機関」の名を語った「詐欺」で、僕自身うすうす気がつきながら、それでいながら瞬間的に、ある程度の額が預金から消えました。
 そしていわゆる「詐欺」が成立してから、僕が通報するまで10分かかっていません。
 その金額が、僕にとっては、いささか微妙な額で、僕は、犯罪ものや推理物を書きませんが、物書きの性格上、「スマートな詐欺」の方法を考えたこともなんどもあり……もちろん実践はしませんが……そのやり方の範疇ではあったのですが、仕掛けが面倒くさいし、準備やお金もかかり時間もかかるので、まさか実行されるとは思っていなかったのがうかつでした。
 その手口を詳しく書いて、まねをされると困るので書きません。
 詐欺をしかけた人達は僕自身が忘れているような僕の個人情報を知っており、金融機関(銀行)のセキュリティーの甘さをかなり熟知し、「公共機関」の一般市民の対応の仕方も相当練習しているようです。
 僕が獲られた金額は、「詐欺の犯人グループ」の一人一人の苦労に値するか疑問なぐらいの額です。
 もっとも、日本中で同じことを、同時刻にやれば、チリも積もってかなりの額になるでしょうが、同時刻にやるには、それだけ人数が必要になります。「よくやるよ……」ちょっと負け惜しみぶくみですが、僕は悔しいより笑っちゃうしかありませんでした。
 手口自体は巧妙ですが、詐欺としての基本は簡単です。
 しかし、犯人グループからしたら、捕まるリスクもある犯行です。
 本当に「よくやるよ……」です。
 と、同時に、今の時代の不景気を実感しました。
警察への被害の届けとその調べは、長くても一時間ぐらいと思っていたのですが、五時間以上もかかりました。
警察の処置や銀行の処置は迅速でしたが、それでも、被害調査にそれだけの時間がかかりました。
で、おそらく、お金は戻ってこないでしょう。
 この事件、僕の寝不足のいささがぼーっとしていたうかつさが主原因ですが、インターネットでの買い物などによる個人情報漏洩……たとえば、昨年、僕が病院に払った医療費(本人も覚えていない)や僕の収入の動きが漏れているようなんですね……、銀行とクレジット会社の癒着ともいえるかもしれない関係、コンビニのATMが簡単に使えるなど金融機関のセキュリティの甘さも手伝っていると思います。……桁違いですが、アメリカのサブプライムローン問題やリーマンショックなど、目先の利益のために、セキュリティーがおろそかになったといえないこともない。 とはいえ、それを強く指摘し意識しセキュリティーを強化すると銀行預金の手続きが面倒で、銀行にお金を預ける人が少なくなり、今度は、銀行がつぶれかねません。
世の中の金回りが悪くなると、ますます世の中、不況になってしまいます。
 警察の方から、1度起こった事は2度ある可能性もあるので、家族、親せき、知人には、この「詐欺」が起こった事を伝え、注意を促してくださいといわれました。
 あくまで、僕の思いですが、ATM を使う時は、できるだけ小額にした方がいいと思います。
 で、御存じだと思いますがATMによる相手の口座への振り込みは現金では10万円が限度ですが、キャッシュカードからだと1日に100万から200万までが限度で可能だそうです。いまどき、わざわざ相手の口座にお金を振り込むのに現金をATMに入れる人がいるんでしょうか?
まあ、面倒で手数料もかかりますが、それぞれにとって大きいと思われる金額は、銀行の窓口を利用した方がよさそうです。
 キャッシュカードとクレジットカードが氾濫している現在、あらためてセキュリティーの甘さ、個人情報を守ることの難しさを感じます。

 この詐欺、うすうす感ずいていながら、結果、引っかかったのだから魔がさしたというか……自分で自分に呆れます。
 このブログをお読みの方もくれぐれもお気を付けください。
 このブログを書きながら、怒っていいのか、笑っていいのか、奇妙な気分です。
 では……