首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

「リトルクリスマス」について

 ミュージカル台本「リトルクリスマス」のブログ掲載は終わりました。
 この作品は、もともとは、昔、テレビアニメで、「戦国魔神ゴーショーグン」や「魔法のプリンセス・ミンキーモモ」を書いていた頃、声優の小山茉美さんと古谷徹氏のリサイタル・イベント用に、小山さんから依頼され作ったものです。
 ほぼ、上演時間は一時間ほどで、上演時間を二時間ほどに延ばした作品は、劇団「NLT」で、
 後に別のキャストで上演されました。
 第一回目の表題にも書きましたが、このミュージカルは短編作家オー・ヘンリーの「賢者の贈り物」という短編をベースにしています。
 文庫本のオー・ヘンリー短編集などには、「最後の一葉」などと一緒に必ずといっていいほど収録されている有名な短編なので、ご存知の方も多いでしょうし、ミュージカル化した僕の台本と読み比べて見るのも面白いでしょう。
 登場人物の設定が、ずいぶん違うので、驚かれるかも知れません。
 パート1は、男性の独り芝居、パート2は女性の独り芝居、パート3が、二人の芝居になっていますが、この構成は、男女の俳優の演技力と歌唱力の差が、どうしても比較されてしまうので、実力差のあまりない男女の俳優が演じる必要があります。
 片方が上手で、片方が下手な俳優さんだと、二人の差が目立って、目も当てられないミュージカルになります。
 出演者は、ふたりだけですが、かなり、演じるのは難しいミュージカルだと思います。
 ミュージカル俳優を目指す方は、力試しと云うか、演技の練習用に、やってみてもいいかと思います。
 演出もかなり工夫出来る作品です。
 なにぶん、上演時間が短いので、この作品単体で、劇場で上演するのは難しいかもしれませんので、学園祭やちょっとした余興で上演するのにむいているかもしれません。
 著作権などは、こちらにありますが、入場料などを取らないで、無料で上演するような場合は、こちらに連絡していただければ、台本等、無料で自由に使っていただいて構いません。
 このミュージカルで歌われている曲のデモテープや楽譜も、必要とあればお貸しします。
 ご自由にどうぞという作曲家の了解もとれています。
 ミュージカルとしては、もっとも小規模で予算もかからず上演できる作品のひとつだと思います。
 やって見る気のある方は、ご自由に上演してください。
 こちらとしても、いろいろなカップルが演じる「リトルクリスマス」を、見て見たい気がしています。
 僕にとっては、気楽に楽しく書けた台本でした。
 
 なお、このブログには、未発表作品以外にも、発表した作品の中でも、あまりめだたなかった珍品やら変ったものをいろいろ載せようと思っていますので、たまにのぞいて見てください。