首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

元気です

「このところブログを書いていないようだけれど大丈夫なのか?」
 西新宿の熊野神社のお祭りで会った高校時代からの友人から聞かれました。
 新宿生まれ新宿育ちの友人も僕らの歳になると、神社のお祭りを仕切る立場になり、僕と娘にお祭りの様子を案内してくれたのです。
 新宿西口の高層ビル群から新宿東口の三越デパートあたりまでが、その神社の受け持ち範囲(?)で、
そこを純日本風のおみこしの行列が「わっしょい、わっしょい」と練り歩くのは、なんだか異世界を見るような不思議な光景です。
 同じころ渋谷の神社もお祭りで、おなじみのハチ公前のスクランブル交差点から、センター街、道玄坂まで、「わっしょいわっしょい」……いつもは茶髪で携帯を手から離さず闊歩している若い女の子たちがおみこしをかついでいく……、日本人の僕でも不思議な光景に見えるのですから、たまたまか、時期を狙ってきたのか知りませんが外国人観光客には唖然呆然の風景でしょう。
 これが、浅草などの下町なら、二月に一回ぐらいお祭りをしている小田原なら、なんとなく納得のできる日本の風景でしょうけれどね。
 つまり、どんなに街が変貌しようと、わが町内の神社の祭りは生き続けている。
 やっぱり、地元の人は地元がふるさと。
 不思議だが、なんとなくうれしいようななつかしいような気持にもさせられました。
 で、体調は、そこそこです。
 通院が2週間に一度が、一カ月に一度の検診になりました。
 検査の結果は、正常です。
 しかし、不摂生癖はなおらない。
 原稿を書きだすと徹夜続きになって、おまけに、渋谷にたくさんある映画館に通う癖もなおりません。
 つまらないものから、面白いものまで片っ端から見ています。
 結果、ブログがお留守になってしまいブログを覗いてくださる方々には本当に申し訳なく思っています。
 映画に関しては基本的に出来がよいと思うもので(僕のあくまで主観ですが……)DVDのレンタルが
できそうなものについてしかブログに書くつもりはありませんが、その本数もずいぶんたまってしまいました。
 僕なりにお勧めのいろいろな映画があります。
 東京以外ではあまり見ることのできない単館系や、テレビで放送されないそう映画をレンタルできるDVDの宅配というのは便利ですね。
 そんな映画のことも おいおい書こうとは思っているのですが……その感想が、妙に趣味的になり、一般的に評価されない映画に対して甘くなったり、ヒットしている映画には文句が多くなったりするのは、僕がおじさんになったせいかもしれませんということでご勘弁を……
 最近では「アマルフィ」と「カムイ外伝」は文句の言える部分がないほどのひどさでした。
 お金をかけた日本映画の欠点をもれなく詰め込んだようなひどさで、そのすごさを痛感したい方にだけお勧めです。それもレンタルで……できるだけ安いレンタル料のお店を選んでください。
 あ、一年以内に、テレビで放映されるでしょう。
 きっと間に挿入されるCMの方が面白いと思いますけれど……
 こんな問答無用な感想は書いてはいけないのですが、そうとしか書きようがない映画もあるんですよね。
 製作サイドからにらまれそうですが、これらの映画がヒットするとしたら、日本の映画観客の質が問われます。
 なんて書いちゃうと、どんなにひどいか観ちゃう物好きな方がでてきちゃうんでしょうが……観るんだったらどんな映画でも、たとえそれが「クレオンしんちゃん」を無理に実写化した少し困った作品だとしても、そのほうがましだと思います。
 イタリアの世界遺産を見たいなら、それらを撮影したドキュメンタリーをどうぞ。
 サラ・ブライトマンの歌う姿を見たい方は、映画に聞こえ続ける有名な曲(この映画の為のものじゃありません)をフルに歌ってくれるコンサートの実況DVDがあります。
 主役の織田さんも天海さんも無理している感じです。
 日本人にだけ分かる豪華ゲストも、ほとんど客寄せパンダ。 
 ほら、これ「アマルフィ」への文句の序の口で、書きだすときりがありません。
 だからやめときます。
 別の意味で、困っちゃったのが「おくりびと」なんですが、さんざんほめられて、アカデミー賞もらってヒットもしたし、テレビでも放映されたから、いつか文句のひとつふたつみっつぐらい、書こうと思っています。
 いつのことになるか分かりませんが、気が向いたらブログを覗いてください。
 では……とりあえず僕は元気です。