首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

「武士の一分」

大変よくできた、文句を言うと罰が当たりそうな映画だが、立派なだけに気になることがいくつかある。
 封建時代の夫婦愛の物語であるが、こんないい奥さん今時いるんだろうか?
 広い日本にはいるんだろうなあ。
 いるんだったら鐘と太鼓で探して見たい。
 主人の面倒を見るおじさんも、いい人で、こんな人今時いるんだろうか?
 典型的な悪役がでてくるが、こんな悪い人いるんだろうか。
 この悪役にも家族がいるだろうに、その人達はどんな人なんだろう?
 この悪役、主役に腕を斬られて、恥ずかしいからと言うので、腹を切って死んでしまう。
 それも、「武士の一分」だという台詞がでてくる。
 何だか、遠い昔のお伽話のような気がする。
 現代に通じるものがあるんだろうか?
 きっとどこかにあるから、山田洋二監督は、この映画を作ったんだろう。
 僕も、周りを探して見ようと思う。