首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

不規則生活開始

 正月休みも終り、八日から仕事場にこもって書き続けていたら、いつの間にか、十日になっていた。
 生活習慣で、眠くなるなるまで、書き続ける癖がついている。
 その間、口に入れたのは、煙草が八箱、ウイーダというゼリー状の健康食品だけである。
 体に悪いのは分かっているが、長年の癖は直りそうもない。
 いろいろ書き終えて、ばったり倒れるように二十時間ぐらい眠り続けて、目が覚めてから、ふらふらと、予約していた医者の定期検診を受けに麻布十番に行った。
 口の悪い医者に、「若く無いんだし、そんな生活習慣を続けていると死ぬぞ」と、えらく脅かされた。
 しかし、検査結果は、ちょっと栄養失調気味だが、どこも悪くない。
 ふらふらと渋谷に戻り、縮まった胃をふくらませる為に、中華粥と、うどんを食べた。
 また仕事場に戻ったら、お腹が膨らんだのかまた眠くなって、気がつけば十一日の午後十時過ぎだった。
 まったく僕の生活はまともじゃない。
 こんな不規則に家族が付きあえるはずもない。
 だから、僕だけ仕事場に住みこんでいるのだが、こんな生活いつまで続けられることか?。
 それに、仕事をしていた時間と眠っている時間を比べて見ると、なんのことはない規則正しく毎日三食食べて寝て、仕事をしている方が、もっと仕事がはかどっていた筈である。
 それを思うと、どっと疲れてしまう。
 今日は……というより、明日は、アニメのアフレコが午後四時からあるが、それまでは何の仕事もしないつもりだ。
 と思ったら、レンタルしてまだ見ていないDVDが三本あることに気がついた。
 未読の本も、ベットの枕元に積み重なっている。
 これから、徹夜で見る事にする。
 徹夜と言ったって、寝る時間分はまともに寝ているのだから、誰にも文句は言えない。
 昼夜逆転と言う言葉があるが、僕の場合、昼昼昼夜夜と言った感じである。
 何とかしなければと思いながら、ずーっとこんな生活を続けている。
 まともな生活習慣に戻るきっかけが欲しいのだが、なかなか見つけられない。
 困ったもんである。